介護・障害福祉の事業所向けに、勤務パターン(早番・日勤・遅番・夜勤・明け・訪問・宿直など)を自分で定義して、スタッフ×日付の表にクリックで入れていくシフト表です。夜勤専従や訪問のみ(直行直帰)の人はバッジで区別でき、日ごとの人数・一人ひとりの勤務日数・夜勤回数・実働時間を自動で集計します。月ごとにデータを保存し、翌月はスタッフとパターンを引き継いで作れます。特養・老健・グループホーム・訪問介護・デイサービス・障害者支援施設・就労支援のひな形を用意しました。
使い方
- ① 事業所名を入れ、事業の種類を選んで「勤務パターンを読み込む」を押します。対象月は「◀ ▶」で切り替えます。
- ② 勤務パターンの記号・時間・色を自分の事業所に合わせて直します。夜勤は「終了」を朝の時刻にすると翌日までの勤務として実働を計算します。
- ③ スタッフを登録し、働き方(常勤/パート/夜勤専従/訪問のみ/登録ヘルパー)を選びます。夜勤専従の人は「月の勤務日数の上限」に夜勤回数の上限を入れておくと便利です。
- ④ 記号を選んでマスをクリック(ドラッグで連続入力)。夜勤の翌日は自動で「明け」が入り、その次の日は「休」を提案します。表の右側に勤務日数・休日・夜勤回数・実働時間、下側に日ごとの人数が出ます。
- ⑤ 「印刷・PDF」で掲示用のA4横1枚、「個人配布用」で1人ずつの表、「Excel」で色つきの勤務表ファイル(処遇改善加算の勤務形態一覧表への転記にも)を出せます。翌月は「次の月 ▶」を押すだけです。
介護・障害福祉のシフトで押さえるポイント
1か月単位の変形労働時間制が前提になることが多い。夜勤(16時間など)を含むシフトは、1日8時間・週40時間の原則をそのままでは守れません。多くの施設は就業規則や労使協定で「1か月単位の変形労働時間制」を採用し、月の総労働時間を法定枠(31日の月は177.1時間、30日の月は171.4時間)に収める形で運用しています。この制度では、シフトは月が始まる前に各日の労働時間を確定して周知しなければならず、始まってからの変更は原則できません。ツールの右端の「実働」の合計が法定枠を超えていないか、月の始まる前に確認してください。
夜勤明けの扱い。16時〜翌9時の夜勤は、暦日では2日にまたがりますが、労働時間の計算では「始業した日の勤務」として1日に数えます。翌日の「明け」は勤務日ではありませんが、休日でもありません。法定休日(週1日または4週4日)は、明けとは別に暦日で丸1日の休みを確保する必要があります。このツールでは「明け」を休日に数えていません。
訪問介護は移動時間・待機時間に注意。利用者宅から次の利用者宅への移動時間や、事業所の指示で待機している時間は労働時間です。直行直帰で事務所に来ないヘルパーでも、事業所には労働時間を把握する義務があります。シフト表の「訪問」パターンは訪問の枠として使い、実際の労働時間は勤怠記録で管理してください。
人員配置基準とシフトは別物。指定基準の人員(常勤換算・夜勤職員の配置など)は、シフト表の人数だけでは判断できません。常勤換算の計算は組織図 作成ツールの人数判定でも確認できます。処遇改善加算の申請では勤務形態一覧表(勤務表)の提出を求められるので、このツールのCSVをもとに整えると手間が減ります。
連続勤務は6日まで。労働基準法上は毎週1日の休日があれば違法ではありませんが、4週4日の変形休日制でも、12日を超える連続勤務は避けるのが実務の目安です。このツールは7日以上の連続勤務に注意を出します。
計算の前提
- 実働時間=終了−開始−休憩。終了が開始より早いパターンは翌日にまたがる勤務として計算します。
- 「明け」は実働0時間、勤務日数にも休日数にも数えません。「宿直」は許可を受けた宿日直として実働0時間で数え、夜勤回数には含めます。
- 勤務日数=区分が「勤務」「夜勤」「訪問」「宿直」の日。休日数=区分が「休み」の日。有給・特別休暇は別に数えます。
- 祝日は内閣府の「国民の祝日」に合わせて色を付けています(振替休日を含む)。
根拠・出典
- 労働基準法 第32条(労働時間)、第32条の2(1か月単位の変形労働時間制)、第35条(休日)、第41条(宿日直の許可)
- 厚生労働省「労働時間・休日」、「1か月単位の変形労働時間制」リーフレット
- 厚生労働省「介護労働者の労働条件の確保・改善のポイント」(訪問介護の移動時間・待機時間の取扱い)
- 内閣府「国民の祝日について」
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よくある質問
シフト表作成ツールでは何ができますか?
早番・日勤・遅番・夜勤・明け・訪問・宿直などの勤務パターンを自分で定義し、スタッフ×日付の表にクリックで入力してシフト表を作れます。夜勤専従・訪問のみ・登録ヘルパーといった働き方をバッジで区別し、日ごとの人数、一人ひとりの勤務日数・休日数・夜勤回数・実働時間を自動集計します。A4横の印刷、個人配布用の印刷、色つきのExcel(.xlsx)出力ができ、月ごとにデータを保存して翌月も同じ設定で作れます。連続勤務・夜勤明け・連続夜勤・出られない曜日・必要人数の不足は自動で注意が出ます。無料・登録不要です。
来月のシフト表はどうやって作りますか?
「次の月 ▶」を押すと、スタッフと勤務パターンはそのままで来月の空のシフト表が開きます。前月と同じ組み方でよければ「前月を曜日そろえでコピー」(前月の第1週の曜日パターンを繰り返す)か「前月を同じ日付でコピー」(夜勤専従の周期など曜日と関係ない組み方向け)を押すと、違う日だけ直せば完成します。月ごとのデータはブラウザに自動保存され、前の月に戻って見ることもできます。連続勤務や夜勤明けの判定は前月末からの続きも見ています。
夜勤の実働時間はどう計算されますか?
勤務パターンの終了時刻が開始時刻より早い場合(例:16:30〜翌9:30)は翌日までの勤務として、終了−開始−休憩で実働を計算します。16:30〜9:30で休憩120分なら実働15時間です。翌日の「明け」は実働0時間で、勤務日数にも休日数にも数えません。法定休日は明けとは別に確保してください。
訪問介護で事務所に来ないヘルパーはどう入力しますか?
スタッフの働き方を「訪問のみ(直行直帰)」または「登録ヘルパー」にすると、名前の横に緑のバッジが付き、絞り込み表示もできます。勤務パターンは「訪問(午前)」「訪問(午後)」「直行直帰」などを使い、訪問の枠として入力します。移動時間や待機時間を含む実際の労働時間は、勤怠記録で別に把握してください。
入力したデータは保存されますか?
入力内容はお使いの端末(ブラウザ)の中だけに自動保存され、次に開いたときに復元されます。外部には送信されません。別のパソコンで使うときやバックアップには「ファイルに保存」で .json ファイルにし、「ファイルを開く」で読み込んでください。全部の月と設定がまとめて保存されます。